Item
TCB(ティシービー)Chenille Cat Towel
・サイズ:約25×25cm
ライカや車以外で、 「これもドイツなんだ。」 と惹かれていた物があります。それが、シュタイフとシェニール織のハンドタオルでした。
アメリカで生まれたデニムを日本で作るのと同様に 日本でも作れる所はないかな? そんな思いから、この企画は始まりました。 実はこのタオル、一般的なタオルとは少し違います。使っているのは、日本では「再織(さいおり)」と呼ばれる、とても珍しい織物。
もともとはヨーロッパで生まれたシェニール織という技法が明治時代に日本へ伝わり、和歌山県高野口で日本独自の発展を遂げました。 普通のタオルなら、一度織れば完成します。 でも再織は違います。 まず色だけで構成された横縞の生地を織り、その生地を細く裁断して一本一本をモール糸にします。そして、そのモール糸を横糸として、もう一度柄を織り上げる。 つまり、一枚の生地を完成させるために二度織る。だから「再織」と呼ばれています。
一日に織れる量は、ほんの数メートル。
効率だけを考えれば、とても贅沢な作り方です。
この製法だからこそ生まれるのが、ベルベットのような柔らかな肌触り。
柄はプリントではなく、糸そのものの色で表現されるため、裏返してもほとんど同じ柄が現れます。 タオルというより、小さな織物作品と言った方が近いかもしれません。さらに一般的なパイルタオルのようなループがないので、糸を引っ掛けてしまう心配も少なく、丈夫に長く使えます。
私がこの織物に惹かれた理由はもう一つあります。柄を織ると、どこか昔のビデオゲームのドット絵のような表情になることです。あれは最初からそういうデザインを狙っている訳ではありません。織りという制約の中で自然とああいう表情になってしまう。その少し不器用で、温かみのある雰囲気が何とも魅力的でした。
とは言え、現代ならデータさえ作れば、もっと細かく、もっとリアルな柄も表現できそうな気がします。実際、そう思って猫の柄を作り始めました。ところが、これが思った以上に難しい。 サンプルが届くたびに、「誰だ、この猫。」 と思うような顔ばかり。プリクラ機で加工されたような猫、眠そうな猫、怒っている猫…。 本当に沢山の猫に出会いました。でも、その試行錯誤が、この織物の面白さでもあります。
少し情報量が減るからこそ、表情が生まれる。ドット絵が今でも愛される理由と、少し似ているのかもしれません。もちろん、普通に手を拭くためのハンドタオルとして使っていただけます。でも、それだけではありません。
お気に入りのシュタイフが眠る時に掛けてあげたり。
ライカを包んでみたり。
デスクの上に敷いてみたり。
身近な大切な物を優しく包む布として使っていただけたら、とても嬉しく思います。
ライカや車以外で、 「これもドイツなんだ。」 と惹かれていた物があります。それが、シュタイフとシェニール織のハンドタオルでした。
アメリカで生まれたデニムを日本で作るのと同様に 日本でも作れる所はないかな? そんな思いから、この企画は始まりました。 実はこのタオル、一般的なタオルとは少し違います。使っているのは、日本では「再織(さいおり)」と呼ばれる、とても珍しい織物。
もともとはヨーロッパで生まれたシェニール織という技法が明治時代に日本へ伝わり、和歌山県高野口で日本独自の発展を遂げました。 普通のタオルなら、一度織れば完成します。 でも再織は違います。 まず色だけで構成された横縞の生地を織り、その生地を細く裁断して一本一本をモール糸にします。そして、そのモール糸を横糸として、もう一度柄を織り上げる。 つまり、一枚の生地を完成させるために二度織る。だから「再織」と呼ばれています。
一日に織れる量は、ほんの数メートル。
効率だけを考えれば、とても贅沢な作り方です。
この製法だからこそ生まれるのが、ベルベットのような柔らかな肌触り。
柄はプリントではなく、糸そのものの色で表現されるため、裏返してもほとんど同じ柄が現れます。 タオルというより、小さな織物作品と言った方が近いかもしれません。さらに一般的なパイルタオルのようなループがないので、糸を引っ掛けてしまう心配も少なく、丈夫に長く使えます。
私がこの織物に惹かれた理由はもう一つあります。柄を織ると、どこか昔のビデオゲームのドット絵のような表情になることです。あれは最初からそういうデザインを狙っている訳ではありません。織りという制約の中で自然とああいう表情になってしまう。その少し不器用で、温かみのある雰囲気が何とも魅力的でした。
とは言え、現代ならデータさえ作れば、もっと細かく、もっとリアルな柄も表現できそうな気がします。実際、そう思って猫の柄を作り始めました。ところが、これが思った以上に難しい。 サンプルが届くたびに、「誰だ、この猫。」 と思うような顔ばかり。プリクラ機で加工されたような猫、眠そうな猫、怒っている猫…。 本当に沢山の猫に出会いました。でも、その試行錯誤が、この織物の面白さでもあります。
少し情報量が減るからこそ、表情が生まれる。ドット絵が今でも愛される理由と、少し似ているのかもしれません。もちろん、普通に手を拭くためのハンドタオルとして使っていただけます。でも、それだけではありません。
お気に入りのシュタイフが眠る時に掛けてあげたり。
ライカを包んでみたり。
デスクの上に敷いてみたり。
身近な大切な物を優しく包む布として使っていただけたら、とても嬉しく思います。









