Item
SURE'S BE NATURE MACKINAW WOOL CRUISER JACKET
SUREがヒツジの毛から別注したマッキノージャケットになります。
がっしりビシっとした生地を先染めし、ヴィンテージウールのような少しくすんだようなブラックで名前はドクターズブラウンですがほぼブラックになります。
これだけ生地作りから手間をかけこだわると今後はこの値段では出来ないように感じます。
173CM サイズL着用
以下XX DEVELOPMENTさんからの引用です。
シュアーのマッキノー誕生のお話です。
随分と前に、ビンテージショップでマッキノ―ジャケットと出会いました。
ヘビーウェイトのウールがヤレタ感じがナイスでした。羽織ってみると奇跡のマイサイズ。笑
裏返して縫い目の観察はいつもの癖で、見慣れた縫い目にすぐ気づきました。
それは、ジーンズ用のミシンで縫ってあること。きっとユニオンスペシャル35800です。ジーンズ用のイメージが強いけど、こんなところでも使われていたんだね。店主から1940年頃のものだと聞かされて、縫えるミシンが無いと完成しないこのディーテールに、きっとXXを作っていた頃なんだなぁなんて、アメリカンプロダクトの共通点を感じてオタクな妄想は続きます。
また、ミシンの話か...笑
それでね、僕たちの地域(尾州)はウール織物の産地で1970年ごろには大フィーバーしてたの。
こんな生地が作れたとして、柄あわせの裁断は...縫えるのは...そうだ!僕たちだ!笑と勝手に運命を感じてプロジェクトはスタートします。
型紙はすぐにできたんだけど、こんな大事になるなんて...全部ヒツジのせいです。
マッキノ―ウールを再現しようとするとすべてが特注の世界でした。ヒツジに種類があって、背中とお腹で毛質が違って....はじめての経験です。
スペシャルブレンドウールをカーディング→ミュール紡績→ションヘル織機→整理加工と、ビンテージに向かってみんな強力にサポートしてくれました。(これ以上話すと明日になりそうなので、詳しくはインスタグラムをご覧ください笑)
さぁ、ここからが本番です。
マッキノ―ウールジャケットといえばこのパターン。製造された年代によって少しずつ違うようです。僕の出会ったものは織組織も特殊でした。
チェック柄を糸の色で表現しますが、その奥にはへリンボンの織組織が...そして裏衿は千鳥格子。ちゃんと再現できました。(めちゃ大変だったのに毛が落ちるくらいに剥げてこないとはっきり分からない何ともシュールな設定ですw)
それで、ポケットはなんと8個!いろんな大きさのものがユニークな配置でついています。コンパスを入れたり、地図を入れたり、諸説ありますがスマホで済むやん!なんて言わずに、余ったポケットはあなた次第です。笑
縫いの仕様は、ビンテージに習ってそのまま再現です。そう、キリッパなしなの。ヘビーウェイトの生地を仕立てるには、これがいちばんいい。縫ってみたから言えるんだけど、ほんとにそう。そうじゃなかったらもっと生地を薄くする必要が出てきます。それでね、多少のほつれはやっぱり出てくると思う(ハサミでカットしてね)だけど1940年のビンテージはおおよそ60年経っても全然平気。歴史が証明しているから、余計なオーバースペックは無しで、そのまま仕上げました。最後に、おそらく付け替えられたボタンは衿とカフスだけ大きくなっていたの。このビンテージとの出会いを記念して、こちらも再現しておきました、笑
今回のサイズ感はビンテージ着てみたらすごくいいやん!となりまして、それをそのまま再現することにしました。肩は少し落ち気味で、身頃と袖も少しゆったり。スウェットやジージャンの上からバッチリです。一番外側のアウターとして今の気分です。それでさ、実は前下がりが少なめで衿が下がらないのもカッコいい。前から、横から、そして背中から。どこから見ても一角上の仕上がりです。笑 BE NATURE を合言葉にヒツジを感じてもらったり、森に出かけてもらったり、スキーもいいね。みんなのお出かけに活躍してくれると嬉しいです。
きっと一生に一度のお買いもの。そんな機会に見合うようにヒツジからフルオリジナルで仕立てました。
XX20周年の今年、こんなチャレンジが出来てとてもうれしいです。少しお待たせしますが、焦らずじっくり仕上げるつもりです。
最後に、ご協力いただいた関係各所の皆様。ありがとうございました。
みんなにお届けした後の感想が今から楽しみです。
がっしりビシっとした生地を先染めし、ヴィンテージウールのような少しくすんだようなブラックで名前はドクターズブラウンですがほぼブラックになります。
これだけ生地作りから手間をかけこだわると今後はこの値段では出来ないように感じます。
173CM サイズL着用
以下XX DEVELOPMENTさんからの引用です。
シュアーのマッキノー誕生のお話です。
随分と前に、ビンテージショップでマッキノ―ジャケットと出会いました。
ヘビーウェイトのウールがヤレタ感じがナイスでした。羽織ってみると奇跡のマイサイズ。笑
裏返して縫い目の観察はいつもの癖で、見慣れた縫い目にすぐ気づきました。
それは、ジーンズ用のミシンで縫ってあること。きっとユニオンスペシャル35800です。ジーンズ用のイメージが強いけど、こんなところでも使われていたんだね。店主から1940年頃のものだと聞かされて、縫えるミシンが無いと完成しないこのディーテールに、きっとXXを作っていた頃なんだなぁなんて、アメリカンプロダクトの共通点を感じてオタクな妄想は続きます。
また、ミシンの話か...笑
それでね、僕たちの地域(尾州)はウール織物の産地で1970年ごろには大フィーバーしてたの。
こんな生地が作れたとして、柄あわせの裁断は...縫えるのは...そうだ!僕たちだ!笑と勝手に運命を感じてプロジェクトはスタートします。
型紙はすぐにできたんだけど、こんな大事になるなんて...全部ヒツジのせいです。
マッキノ―ウールを再現しようとするとすべてが特注の世界でした。ヒツジに種類があって、背中とお腹で毛質が違って....はじめての経験です。
スペシャルブレンドウールをカーディング→ミュール紡績→ションヘル織機→整理加工と、ビンテージに向かってみんな強力にサポートしてくれました。(これ以上話すと明日になりそうなので、詳しくはインスタグラムをご覧ください笑)
さぁ、ここからが本番です。
マッキノ―ウールジャケットといえばこのパターン。製造された年代によって少しずつ違うようです。僕の出会ったものは織組織も特殊でした。
チェック柄を糸の色で表現しますが、その奥にはへリンボンの織組織が...そして裏衿は千鳥格子。ちゃんと再現できました。(めちゃ大変だったのに毛が落ちるくらいに剥げてこないとはっきり分からない何ともシュールな設定ですw)
それで、ポケットはなんと8個!いろんな大きさのものがユニークな配置でついています。コンパスを入れたり、地図を入れたり、諸説ありますがスマホで済むやん!なんて言わずに、余ったポケットはあなた次第です。笑
縫いの仕様は、ビンテージに習ってそのまま再現です。そう、キリッパなしなの。ヘビーウェイトの生地を仕立てるには、これがいちばんいい。縫ってみたから言えるんだけど、ほんとにそう。そうじゃなかったらもっと生地を薄くする必要が出てきます。それでね、多少のほつれはやっぱり出てくると思う(ハサミでカットしてね)だけど1940年のビンテージはおおよそ60年経っても全然平気。歴史が証明しているから、余計なオーバースペックは無しで、そのまま仕上げました。最後に、おそらく付け替えられたボタンは衿とカフスだけ大きくなっていたの。このビンテージとの出会いを記念して、こちらも再現しておきました、笑
今回のサイズ感はビンテージ着てみたらすごくいいやん!となりまして、それをそのまま再現することにしました。肩は少し落ち気味で、身頃と袖も少しゆったり。スウェットやジージャンの上からバッチリです。一番外側のアウターとして今の気分です。それでさ、実は前下がりが少なめで衿が下がらないのもカッコいい。前から、横から、そして背中から。どこから見ても一角上の仕上がりです。笑 BE NATURE を合言葉にヒツジを感じてもらったり、森に出かけてもらったり、スキーもいいね。みんなのお出かけに活躍してくれると嬉しいです。
きっと一生に一度のお買いもの。そんな機会に見合うようにヒツジからフルオリジナルで仕立てました。
XX20周年の今年、こんなチャレンジが出来てとてもうれしいです。少しお待たせしますが、焦らずじっくり仕上げるつもりです。
最後に、ご協力いただいた関係各所の皆様。ありがとうございました。
みんなにお届けした後の感想が今から楽しみです。